英語でプレゼンをする予定があるあなたへ。最高のプレゼンを作る方法を特別に教えます。
大学の英語の授業でプレゼンテーションをしないといけない。でもどうやって作ったらいいか分からないし、大勢の前でプレゼンテーションをするのは緊張する…どうしたらいいんや!
英語、日本語関係なしでプレゼンテーションをすることが大学に入ると増えていきますよね。
でも先生は1からどうやってプレゼンテーションをするのかを詳しくは教えてくれないし、とりあえず作ってみてと言われる。
このままだと、中途半端でずっと緊張しっぱなしのプレゼンテーションになってしまう!
そんなあなたに、この記事では英語(+日本語)でプレゼンテーションをするためにどうしたら良いのか、次回の記事はプレゼンで緊張しないようにするにはどうするのかを伝えます!!
Garr Reynoldsによるプレゼンテーションとは?
アップルで勤務後に関西外国語大学で教授をした後に、現在京都外国語大学で教授をしているGarr Reynoldsという人がいます。また彼は2011年に世界で最もインターネットで影響を与えている100日のうちの一人にも選ばれています!
そんなプレゼンテーションのプロがどのようにプレゼンを実践しているのかをまとめていきます。
Turn off the computer
え~!パソコン使わないの??笑という声が聞こえてきそうですね。
もちろんプレゼンテーションのスライドなどを作る際にパソコンを使うのはいいのですが、一番初めから使うのはNGです。
大事なのは一旦自分の頭を使ってアイデアを出すこと。
そのアイデアをより具体的に、よりわかりやすくするために後々パソコンなどのテクノロジーを使いましょう!
We don't know where we get our ideas from. What we do know is that we do not get them from our laptops.-John Cleese
Put the audience first
プレゼンテーションをする際には自分の話をしていますが、実際には話を聞いている人に対してメッセージを送る必要があります。
あなたがこれからプレゼンテーションをするときはその内容が聞いている人にとって為になって、役に立つものでないと意味がありません。
なので、事前に自分のプレゼンテーションを聞いてくれる人の情報を集め、その場に合った内容にできるだけ近づけるようにしましょう!
Have a solid structure
[Stroy] needs architectural structure, which is completely forgotten once you see the movie.
-Billy Wilder
物語は明確な構造が必要だが、映画を見ている時はその存在を完全に忘れてしまう。
Garr先生が出した具体例としては、
この二つです!!(字が汚くてすみません笑)
上の写真は、ビジネスの場でよく使われます。
会社は基本的には顧客の課題解決をしています。なので、顧客が課題と感じているものを解決するために存在しています。
具体的に言うと、外国語大学は、外国語を勉強したいけど、どのように勉強したらいいか分からない、外国語を話す人が周りにいない。そんな高校生をターゲットとしています。
そんな人たちに英語だけでなく数十カ国の言語が学べ、世界中から留学生が来ていていつでも話しかけられるという環境は、その学生からしたら自分の抱えている課題を解決することができます。
下の写真はGarr先生が実際に大学などで実施していたようです。
まず初めに理想の世界(Ideal)、その後に現実(Reality)はどうなのか、理想にいけない問題(Problem)はなにか?、そこから解決策(Solution)を見つけ、行動(Next Action)に移します。
このベースに沿って、アイデアを出し一回プレゼンをしてみて、そこからの質問やFBなどを通してより具体的な解決策や行動を見つけます。
Have a clear theme(Message)
自分が一番伝えたいことはなにか?
今日のプレゼンでキーとなるメッセージはなんなのか?
プレゼン後に聞いてくれた人がどのような行動をしてくれれば最高なのか?
もちろん事細かく伝えることや、データや証拠を見せることは重要です。ですが、何が重要で、どれがそこまで重要でないかを認識し続けることはより重要です。
学校の授業を想像すればわかりやすいかもしれません。50分の授業で内容を全て覚えられていることなんてありませんよね?
授業の中で1つでも覚えてたら良いくらいで、ほとんどは人間は忘れてしまいます。
なのであなたには、
聞き手が覚えておいて欲しい1個のことはなにか?
を考えた上でプレゼンテーションに臨んで欲しいと思います。
Remove the nonessential
プレゼンテーションをする時には伝えたいことが沢山あると思います。だが、プレゼンには5分、10分、1時間など時間が決まってしまっています。
なので、どの情報を入れるのか、入れないのか、を明確にする必要があります。
If you say in the first chapter that there is a rifle hanging on the wall, in the second or the third chapter it absolutely must go off.
-Anton Chekhov
もし、第一章で壁にライフルが壁にかけられているのなら、第二章か三章で発泡されなければならない。
プレゼンテーション中に言う言葉や、スライドに入れている写真や文字は意味がないといけませんし、特に理由がないのなら切り捨ててしまいましょう!
Hook 'em early
Grab 'em by the throat and never let 'em go.
-Billy Wilder
聞き手の喉を掴んだら絶対に離すな。
言葉だけ聞いてしまうと怖いですが、そのくらい相手の注意を引け!!ということです。
プレゼンテーションの初めのタイミングで注意を引かないと徐々に興味を無くされ、途中でほとんどの人が聞いていないという状況もおかしくはありません。
Show a clear conflict
A character-based narration of a character's struggles to overcome obstacles and reach an important goal.
-Story Proof:The Science Behind the Startling Power of Story.
誰かが困難を乗り越えるために努力をし、重要な目標に向おうとする人を基準とした話。
人は何かをしようとするときに、なにか困難にぶつかることがあります。
その壁を乗り越えるためにビジネスの世界ではその状態を助けるために解決策を与えます。
このように人は、困難にぶつかった後にどうような変化をして変わったのか、強くなったのかに興味を持ちます。
Demonstrate a clear change
A presentation that doesn't seek to make change is a waste of time and energy.
-Seth Godin
変化を起こそうとしないプレゼンテーションは時間とエネルギーの無駄だ。
誰かと会話をするときや、授業をするとき、人前に立って何かをするときは全てなにか変化を起こそうとしています。
プレゼンテーションをするとき、もし聞き手が20人いて、あなたの話す時間が10分だとすれば、
20人×10分=200分となります。
200分に見合うプレゼンテーションができているのか?この10分で聞き手は変わることができるのか?
この視点を持ってプレゼンテーションを作っていきましょう!
Show or do the unexpected
人は驚いたとき、なにか考えてもみなかったことが起きたとき、その瞬間や場に繋がりを持っている感覚になります。
特に、聞き手が期待していたことの逆のことをすることはいつも効果的です。
動画ではスターウォーズでダースベイダーが主人公のルークに、「No Luke I am your father.」というシーンがありました。
ここでは映画をいままで見てきた人が想像していなかった状況だからこそ人の目をいつも以上に引くことができました。
Make 'em feel
データや構造などはもちろん大切ですけど、人にインパクトを与えることが一番重要です。
Time after time, when faced with the task of persuading a group of managers... to get enthusiastic about a major change, storytelling was the only thing that worked.
-Stephen Denning
時によっては、グループの経営者を説得する仕事に直面した時、大きな変化を生む情熱、そしてストーリーをどう伝えるのかがその課題を解決する唯一の方法である。
John Gathrightという身体的、精神的に困難を抱えている人をサポートしている人がいます。
その人は、木の上に行くだけで身体的にも精神的にも良い状態にすることができる!というデータを持っていました。
そのデータを元に、今までの人生で笑顔を見せたことのなかった、ななちゃんという子が木に登ってみたことで初めて笑顔を見せたようです。
Out on a Limb – The Healing Power of Trees: John Gathright | TEDxKyotowww.tedxkyoto.com
Be authentic
リスクを取って、傷つくことも恐れない、そのような状態になることが誠意のあることである。
恐れたり、傷つくことがより人を人らしくすると言われています。
例えば、トイストーリのウッディー
彼は映画の中で、バズライトイヤーに自分の立ち位置を取られたことで落ち込んでしまったり、他の人形との関係がうまくいかずに苦しんでしまう時があります。
人間も一緒で、完璧な人よりは、ある程度弱みや、できないことがある人により惹かれます。
誠意であることは正直でいて、時には脆い状態があるからこそ見えることができます。
どうだったでしょうか?
今日の記事を通して、あなたがプレゼンテーションのつくり方の基礎を知ることができたなら幸いです!
p.s.
毎週火曜日に7時から大阪のグランフロントorルクアイーレのスタバで英語の朝活をしています!
なるべく多く英語を話して聞く時間を取っているので、スピーキング・リスニングのスキルを伸ばしたい方は是非参加してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
レゴ