ラグビーワールドカップ初戦を終えて 代表チームに1週間帯同しての所感
https://rugby-rp.com/2019/09/23/worldcup/41138
4年に一度じゃない。一生に一度だ。
ラグビーワールドカップが開幕されて4日間が経ちました。
毎日のように世界トップレベルの国の試合が日本で開催されていることが今でも驚いています。
自分が所属するジョージア代表は9月9日に来日
そして僕は9月16日から帯同開始をしました。
チームにとっては日本でのワールドカップは9月6日から始まっているし、自分にとってのワールドカップは9月16日から
それよりはワールドカップでリエゾンとして働けると決まった、2018年6月29日から自分にとってのワールドカップは始まっていたのかなと思います。
この1週間は知らないことの連続で毎日バタバタしながらもチームのために活動
今回の記事ではそんなこの1週間どんなことをしたのかをまとめ、次回の熊谷、花園、静岡、そして決勝トーナメントに行くことができれば大分に行く際に活かそうと思います。
仕事内容
過去の記事に詳細を書いてありますが僕はニュージーランド大学生代表、スーパーラグビーのチーム(ワラターズ、マイケル・フーパ―やアダム・アシュリー・クーパーなどかいるチーム)のリエゾン業務を担当しました。
選手やマネージメント陣とホテルやマッチベニューの橋渡しのような活動なのでもちろん通訳(英語⇔日本語)をすることは毎日
ですがそれ以外にもやることはたくさんあります。
・車の運転
・練習会場に事前に入り、荷物の準備
・ウォーターボトルの洗浄、氷入れ、水支給
・何か足りないものがあれば近くのスーパーなどへの買い出し
・チームディナー・ランチのお店のリサーチ
などなどまだほかにもたくさんあります。
思ったよりも地味な仕事は多いかもですね。
特にワールドカップでは初めて行く場所の運転や、土地勘のない場所でのお店のリサーチなどがやっかいだったりする。
どの業務でも一番大事なのが
コミュニケーション
練習の準備も荷物の数や持っていくタイミング、試合中は予期せぬ事態が起きたりするがどのように解決するのかもコミュニケーション次第でかかる時間が変わってくる。
「報連相」という言葉がありますが、この三つを徹底し、また自分が考えている視点を踏まえた提案をしていきたいなと思います。
ジョージアチームとのコミュニケーション
https://www.cocacola.co.jp/stories/coffeebusiness
https://around-usa.com/rentacar/usa/office/ga/
ジョージアと聞いてほとんどの人が思い浮かぶのが、コカ・コーラが題しているジョージアコーヒーかアメリカにあるジョージア州じゃないのかなと思います。
そのくらいジョージアは日本だけでなく、世界でも知名度の低い国
人口も400万人弱でラグビーの登録選手数も世界ランク12位ではありますが、8000人ほどしかいません(日本は11万人くらい)
そんなマイナーな国のチームとのコミュニケーションはどうしているかというと
基本的には英語、ジョージアの人は覚えた日本語であいさつをしてくれます(おはようございます、こんにちは、ありがとうなど)
ですが、選手の半分ほどはほとんど英語を話せません。
母語のジョージア語が話せるのはもちろんですが、チームの半分ほどはフランスのリーグでプレーしているのでフレンチを話せる方のほうが多い印象です。
だからなかなかバーバルコミュニケーションが取れない時がある。
だからこそ相手が英語が分からないけれども、名前とHow are you?くらいの英語を使うと
「名前覚えてくれてるんや。こいつええやつか。」と思ってくれることを信じてチームメンバーの名前を憶えて声かけしていこうと思います。
この1週間での失敗とその改善①
自分の特徴として、上に(特に日本の人)助けを求めるのが苦手という点があります。
高校時代や特に大学時代のラグビー部で上に意見しづらい雰囲気や、「話をしても理解してくれないんじゃないか」という自分の思い込みから、上に助けを求めたり、意見をしたりするのが苦手な傾向があります。
この特徴のせいで上に確認を取れておらず、あまり慣れていない道や車の運転で遠くなるルートなどに行ってしまう時もありました。
自分はアシスタントチームリエゾンオフィサーという立場ですが、これからはチームリエゾンオフィサーのKさんに自分から確認を取り、同じ間違いをしないようにします。
この1週間での失敗とその改善②
自分の2つ目の特徴として、我慢しすぎる、無駄に頑張る、というところがあります。
ラグビー部出身なら多いかもですが、無限にランパスをしたり、ひたすらタックルバックにタックルしたり....
今思うとなんであれしてたんやろと思う時もありますが、あの時の経験で、長く辛いことがあっても我慢せんといかん。
全力で走って、パスして、タックルしないといけないという考えを持っています。
その傾向があることで、ボールを変なポジションで蹴って足を痛めていても我慢していたり、フリーの時間でも何かしないといけないことはないかと探してしまう自分がいました。
でも我慢して無理して体を壊して体とチームに迷惑が掛かりますし、フリーの時間は休むようにしないとサポートの質が落ちてしまいます。
サポートと休憩のメリハリをつけ、万全の状態でチームのサポートを行っていこうと思います。
ワールドカップの帯同を通して自分ってまだまだやなと思うことが多々あるし、うまくいかんなと感じることもありますが、チームの勝利に向け、Player's Firstで日々頑張ろうと思います!
赤松魁ってこんな人
最後まで読んでいただきありがとうございます!
赤松